読書

本:LEAN IN(リーンイン)を紹介ーこの本を読むと社会の見方が変わるー

この記事ではFacebookCOOであるシェリル・サンドバーグ氏が2014年に出版した本『LEAN IN』を紹介します。

テレビや雑誌・本などで女性が紹介される際、名前の前に女性パイロット、女性運転手、女性経営者といった形容詞がついていることありませんか?

最も輝く女性を紹介する雑誌までありますが、最も活躍する男性を紹介する雑誌はありません。それはまだまだ女性の社会進出が男性と同等に進んでいないから。

この本は2014年に出版され、6年経った2020年でも女性の置かれている立場は変化が少ない印象があります。それに危機感をもち、「もっと女性が活躍する場を作る」そのために私たち一人一人にできることは何か?を考えさせられる一冊です。

本:LEAN IN(リーンイン)を紹介ーこの本を読むと社会の見方が変わるー

この本の概要

この本は、女性が妊娠・出産・育児をしながら権力ある地位につく社会をつくるために、女性が置かれている立場や障壁そして解決策を著者の経験・失敗を交えて紹介しています。

この本の面白いところは、彼女の経験からだけでなく、統計やデータを根拠に考察しているため、説得力があること。

著者の主張はこうです

「政治や実業界において権威ある地位につく女性がまだまだ少ない、という行き詰まりを打開するには声を上げ続けなければならない。」

「男女平等の社会を掴み取るには女性のリーダーをもっと輩出し、女性がもっと助け合って社会を変えていく必要がある。」

高学歴エリート街道まっしぐらの著者だから、「女性はもっと進出するべきだ」と言えるのだろう、そう感じる方もいるかもしれません。しかし、彼女は一人の女性、母親、妻として他の人となんら変わりなく、その中で並々ならぬ努力をしてきたことで成し遂げた結果であり、この本を読むことで理解できます。

キャリアやトップを目指して働いている女性に向けて具体的なアドバイスが書かれているだけでなく、家庭や夢を追いかける中で女性がぶつかる障壁に関しても、自らの殻を破り夢を追い求められるように励ましてくれます。

女性一人一人が立場や考えに左右されずに自分でやりたいことをやる”勇気”を与えてくれる一冊です。

この本をオススメする人

仕事と家庭の両立に不安がある人

子育てをしながら仕事で成功を収めたいが、どう人生設計したらよいか悩んでいる人

この本を手に取ったきっかけ

34歳になる今年、「妊娠かキャリアか」選択をしなくてはならないのか?という不安がで始め、どうしたら両立できるのか考えていた時に出会った本です。

この本を読んで、どのように妊娠・子育てをしながら自分でキャリアを掴み取ることができるのか?一人の女性の経験を通して学ぶことできました。そして何よりも将来に明るい兆しを感じることができ勇気をもらった一冊でした。

著者を紹介

FacebookのCOO(最高執行責任者)を務めるシェリル・サンドバーグ氏。

ハーバード大学でビジネススクールを学んだのちに、マッキンゼー、国務長官のサポート、Googleなどを得てFacebookに関わるようになる。

女性の社会進出や男女平等を推進するために精力的に活動し、「フォーチュン」誌における「ビジネスにおいて最もパワフルな50人の女性」に選ばれ続けています。

印象に残った内容を紹介

世界の見方が変わった

本を読み終えてから、テレビを見ていてハッとしました。

それは、政治家や専門家のコメントででてくる人はだいたい男性だから。ニュースキャスターは男女半々でいるが、それ以外のコメンテーターや専門家として紹介されている人の多くは男性なのだ。

そして、今まで違和感を感じていなかった自分にショックを受けた。

著者はグロリア・スタイネム氏の言葉を引用してまだまだ女性の社会進出が進んでいない様子を以下で表現しています。

「力をもつ者が名詞を獲得し、それが標準になる。力のない者には形容しが付く」

見渡すと、形容詞がつく女性が多いことに気づきませんか?

女性弁護士、女性医師、女性社長などテレビや本でも、女性という形容詞を見ますが、逆に男性弁護士、男性医師、男性社長などの紹介はほとんどありません。

無意識のうちに男尊女卑の中で生活し、それに慣れてしまっている。女性が名詞だけで紹介される社会をつくり、それが当たり前になる社会を目指したい、と強く感じました。

 

ABOUT ME
Chisato823
千里(Chisato) ルワンダ在住、助産師。 ビジネスで女性支援をするためAfricanDaisyを設立 元青年海外協力隊(27-3/ラオス) バツイチ再婚、遠距離恋愛も経験済み。 アフリカ旅情報やルワンダ女性のこと、書評や日常など書いています。